「産み出す」は「膿(を)出す」

助産師さん

「産み出す」って
「膿(を)出す」とも言われていて

お産って凄くプライベートなこと
動物的な本能が
どんどん研ぎ澄まされていく

だから、安心出来る環境が大事
居て欲しい人に居て貰って
居て欲しくない人は遠ざけてもいい

先日助産院であった
「お産について」のお話会で
助産師さんが言った言葉です

これを聞いた私は

1人目の妊娠・出産の時を思い出し
(2人目の妊娠・流産の時も含め)

涙が止まらなくなってしまいました

1人目のお産は
妊娠中の悪阻こそ酷かったけど

他に何かトラブルなどがあった
お産ではありませんでした

にも関わらず

なぜ今になって
心が締め付けられ
涙が溢れ出てきたのか?

私、嫌だったんです

1人目の妊娠・出産の時に
2人目を妊娠・流産した時に

実親にされたこと・言われたことが

本当に嫌だった

詳しくは書きませんが

「産前産後の恨みは一生モノ」と
本当に実感する出来事でした

それでもやっぱり実親だから

今回の妊娠が分かったときも

嬉しい気持ちと同じくらい

ramo

流石に知らせないといけないよね
産後会わせないといけないよね

と、憂鬱な気持ちを抱いていました

これまでの人生

自分の「感情」とか「本音」を
ほとんど出してこなかった私

長女だからという理由で
聞き分けが良くないと怒られた

自分のありのまま感情を出したり
SOSを出して見たこともあったけど

あの人は変わらないから
あなたが上手く立ち回って

と言われた

そういう経験や
世間体・一般論によって

家族だろうと、友達だろうと

妊娠・出産という
動物的感覚が研ぎ澄まされる時期だろうと

自分の想い・感情は出さず

ramo

自分さえ我慢すれば丸く収まる…

聞き分けのいい子でいる事を決めて

今日まで生きてきました

でも

今回助産師さんのお話を聞いて

もう我慢しなくてもいいんだ
もう全部手放していいよ

って

この3回の妊娠・出産という

「産み出す」過程で

私のもとに来てくれた子たちが
教えてくれたんだと思ったんです

ぽろぽろ涙を流しながら話をする私に
助産師さんが

助産師さん

そういった膿を出すためにも
今回の妊娠があったのかもねぇ~
膿を出すって本当にしんどいけど
その涙もずっと出たかった膿なんだろうねぇ~
これまでがんばったねぇ~
どんどん出していいんだからねぇ~

と言ってくれて…

だから今回の妊娠期間・出産では

出ようとしている「膿」は
しっかり出し切ろうと思います

  • これまで抑えてきた自分の感情
  • 自分の安心できる環境のために受け入れたい人を受け入れる
  • 受け入れたくない人は受け入れない



もう自分以外の誰かに気を使ったり

世間体を気にするのは止めようと

改めて決心しました

じゃないと

その気付きの機会をくれたこの子達に

失礼だから

全ては必然

全ては学び

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